手元供養

今日は手元供養について書きたいと思います。

最近は「手元供養」もかなり様変わりしてきました。

 

以前は小さな骨壺にご遺骨を分骨してお仏壇などに置いていたり、

ロケットペンダント(懐かしい響きですね、昔はアイドルの写真や好きな人の写真を入れていましたね)に

ご遺骨を入れていたりしたようです。

では、どんな方が手元供養をしているのでしょう

 

○ 大切な人をお墓に入れたくない

○ 自分はお墓継承者でないが、親の供養をしたい

○ お墓・仏壇が無い

○ 自然葬をするにあたり、手を合わせるお墓の代わり

 

中には、故人様を強く想い故人様の死を受け入れる事が出来ない方のケアの為と

いう理由もあるそうです。

では、手元供養するにあたりどんな手続きが必要でしょうか?

原則として手続きは何もありません。

ただ、ご遺骨の扱いにあたっては宗教・宗派によって考え方などに違いがあるかもしれませんし

いくら手元供養したいからといって勝手に分骨して手元に置いておくようにしたりすると
他の遺族や親戚から異論が出るかもしれません。

まだまだ手元供養の考え方はご年配の方には浸透していないかもしれません。

「分骨なんてすると成仏できない」とか「体をバラバラにするなんて」とか・・・

ご兄弟や親戚にはお話してご理解を得ておいた方が後々のトラブルを回避できるかと思います。

 

現在はいったいどのような手元供養があるのでしょうか。

ペンダントは皆さん知っている所ではありますが、

 

小さな骨壺(陶器・ガラス・木製・金属)・指輪・ブレスレット・3Dで作った人形など

かなりの種類があります。

肌身離さないで供養したいという事であればアクセサリータイプが多いようですね。

中には手元墓という商品もあります。

ただ、一つだけ・・・

手元供養は心の平穏をもたらすためには、いい手段だと思いますが、

実際の所手元供養をしている本人が亡くなった場合、その手元供養した手段も

遺族がまたその行方に困惑する場合があるという事は知っていて頂きたいと思います。