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思う事

私が自然葬アドバイザーの資格を取得しようとしたきっかけは

以前のブログで書きましたが

粉骨のご依頼や、墓じまいのご依頼、海洋散骨のご依頼を

お受けするようになって、少々別な感じ方をするようになってきました。

 

根底にある考えはもちろん変わらないのですが

ご依頼してくださる方々にはいろんな事情があるものだと

感じています。

 

たとえば、粉骨作業の際に

物言わぬ(当たり前の事ですが)ご遺骨を前に

 

「この方はどんな人生をおくってきたのだろう」

などと考える事もあります。

 

沢山苦労したのかな、楽しい人生だったのかな、

おいしいもの食べたかな、痩せてる人なのかな

 

考えるといっても、こんなくだらない事なんですが・・・

もし、沢山の苦労をした方なら、心が休まるように

楽しい人生だった方なら、その楽しさが続くように

 

どんな人生を送った方にも、次の生活が安穏でありますように

心をこめて作業させて頂いています。

 

作業自体は2時間ほどのお付き合いですが

その2時間に精一杯の気持ちを込めて

            作業させて頂いています。

 

ふと、私がこの世を去り遺骨を拾う時に

 

泣いてくれる人はいるのだろうか?

 

など、考えるようになりました。

 

日々の暮らしの中で

 

気付かずにきっと人を傷つけたりしているんだろうと

 

思います。

 

間違った事を間違いと気付かない事、

 

当たり前だと思っている事が当たり前ではない事

 

年を取った割には物を知らない世間知らずな自分が情けなくなることもしばしば・・・

 

自分を顧みる時間を作ろうと思います。

 

亡き母は

 

床に入った時に、「今日も一日ありがとう。明日も守ってください。」と

 

手を合わせて感謝してから眠りにつくのだと言っていました。

 

見習ってやってみるものの、睡魔に勝てず感謝もせずに朝を迎えてみたり

 

まだまだ未熟物です。

 

「言うは易し行うは難し」

 

まさにその通りです。

この先、何年命が残っているのかはわかりませんが

 

この世を去る時に悔いが残らないように

 

精一杯頑張っていきたいと思っています。