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無事散骨致しました。

7月14日に無事海洋散骨を終える事が出来ました。

 

前日の夜は、御遺灰を散骨する為の準備をしながら

少しでも波が小さくなるようにお祈りをしていました。

モコでは海洋散骨をご依頼頂いた場合は

散骨する為の準備をさせて頂いています。

既製品の水溶性和紙の紙袋ではなく、水溶性の半紙を使い

一つ一つ巾着の様に包んでいます。

 

             当日は朝からお天気に恵まれて安心して

                                            ご依頼者様との待ち合わせ場所へ向かいました。

 

                                            実は13日から某市の遺品整理の現場中でしたが,

                                            スタッフ達の頑張りもあり散骨に集中する事が出来ました。

 

              待ち合わせ場所に10時頃に到着し、船長と打ち合わせをして、

                                             献花の準備をしてご依頼者様を待っていました。

              ほどなくして、ご依頼者様も到着したので

              乗船する船の所へ移動し、亡きお父様の御遺灰とご依頼者様と対面して頂きました。

 

              春にご遺骨をお預かりして、粉骨後散骨当日までお預かりをしていたので

              約3ヶ月ぶりの御対面です。

              お母様やご親戚の方と岸壁でお別れをしていざ出航です。

船長から、「波しぶきで濡れる事もあるから中で待っててもいいよ」と

言われたのですが、お天気もいいしという事でご依頼者様達と

甲板にいる事になりました。

船長とご依頼者様は船首の方に、私はキャビンの所にいる事にしました。

 

これが間違いの元!!

船首の方は少しの水しぶきだったのですが

真ん中にいた私にこれでもかという位の水しぶきが・・・

少々波が高めだったという事もあり、

もうびっしょりになってしまいました。

でも、ご依頼者様達が楽しそうにお話をしている姿を

遠巻きに見られたのでまあ良しとしていました。

 

散骨地点に到着した時に

「なんか私の所に集中的に波しぶきが来たようです。」というと

ご依頼者様達が「わあっ」と笑いが・・・

楽しそうにして頂いた中にも、ちょっと笑いも提供?できたかななんて・・・

(勝手に前向きに・・・)

 

そのあとは、粛々と散骨・献花と進んで、無事終えて

帰港しようとした時です。

一羽のカモメが船の方へ近づいてきました。

 

今迄の散骨では一度もなかったことです。

しばらく船の近くを飛んでいました。

 

「じいちゃんがきたのかも」とご依頼者様がお孫さんにあたる男の子に

             話していました。

 

今回の散骨には故人様のご長男様・ご次男様とそのお子様

ご依頼者様であるご長女様が参加してくださったのですが、

ご次男様は県外にお住まいなので14日に散骨できなければ

第二希望からは参加できないという事でした。

10日頃には雨が降ったりで若干の不安要素が否めなかったのですが

当日は快晴・さらにカモメ!!

これは亡きお父様の力なんだなあと感じました。

 

本当に仲の良いご家族様なんだと改めて感じました。

 

さて、今年はまだ海洋散骨のご依頼がありますので

しっかりとお手伝いをさせて頂きたいと思います。